【第十三話】響子の稲妻
【第十三話】響子の稲妻
【第十三話】響子の稲妻
いつもご視聴、マイリス、コメントありがとうございます。
特に第十三話は沢山再生して頂いてるようで嬉しい限りです。



そんな第十三話終盤での響子のプレイングに対して、
疑問を覚えるとのコメントを多く頂きました。

実際第十三話は尺の都合で色々と説明をカットしていたので、
蛇足な感はありますが、この場で補完してみたいと思います。



響子のラストターンについて、多くの方から
「なぜさっさと『稲妻』を打たずにターンを渡したのか?」
との疑問を頂きました。

響子の立場で考えてみます。

まず響子から見える状況を整理しますと、
・自分のライフは7。
・パチュリーにライフは1。
・『昇天』が1枚場にある。
・パチュリーの『火葬』を見てる。
・先程から『ミシュラ』による4点クロックを受けている。
・自分の手札は『稲妻』、『差し戻し』、『差し戻し』、土地3枚。
・パチュリーの手札は『火葬』を含む4枚。

そしてパチュリーの場には『Volcanic Island』3枚と
『Island』1枚がアンタップで待ち構えています。

ここで『稲妻』を仕掛けると、それぞれの戦力はこうなります。
スタック上: 自分の『稲妻』
自分の戦力:『差し戻し』2枚(マナは足りる)
パチュリーの戦力:『火葬』、謎の手札3枚、そして4マナ

パチュリーは4マナあるので、ここでスペル合戦に持ち込むと
最大で3枚のインスタントを打たれることになります。
ライフが1しか無いので、『Force of Will』が使えないのがミソです。



一方で、相手にターンを渡した場合はどうでしょうか。

パチュリーは先ほど「何故か」非常に攻め急いでいます。
なので、ここでも『ミシュラ』2体の攻撃から
即『火葬』を打ち込んでくることが期待されます。
(なにせ響子のライフは7点しかありませんので。)

すると、状況はこうなります。
スタック上: パチュリーの『火葬』
自分の戦力:『差し戻し』2枚(マナは足りる)
パチュリーの戦力: 謎の手札4枚、そして2マナ

パチュリーが2マナしか使えなくなった上に、
自分の『稲妻』は温存したままです。
いわゆる「先打ち不利」というものですね。

パチュリーは2マナしか使えないので、
パチュリーが使ってくるインスタントは高々2枚。
(『Force of Will』は使えない。)

つまりこの状況なら、自分の『稲妻』・『差し戻し』2枚に対し、
パチュリーはインスタント2枚で応戦することになります。

その2枚のインスタントを『差し戻し』したり、
レスポンスで『稲妻』を『差し戻し』して打ちなおしたりすれば、
自分の『稲妻』が無事に解決されることになります。
『狼狽の嵐』も1枚までなら問題なしです。

ターンを渡さずに即『稲妻』を打った場合は3枚のインスタントを
覚悟しなければならなかったわけで、
それに比べると大きく有利になっています。



以上の論理から、響子はあの場でターンエンドを選びました。


この場での響子側のミスは主に2つ。

①パチュリーの攻勢を「何となく攻め急いでいる」と誤認した。

実際には、パチュリーは響子の手札事故を看破しているうえで
あのような攻勢を取っているだけでした。

最後のスペル合戦の時にも、響子の手札に呪文が最大3枚しか無い
(響子の手札には、直前に
『思案』と『魔力変』で引いたカードが3枚残っている。)
ことをパチュリーは把握していたので、『ミシュラ』2体の攻撃と
『火葬』のプレイを「合理的」なプレイングとして行いました。

②『誤った指図』をケアしなかった。

相手のライフが1点しか無い!
じゃあ『Force of Will』は使われない!
つまりマナが少ない時に攻めれば勝てる!!

………というのが、上記のロジックの肝です。
『誤った指図』のような、ライフがいらないピッチカウンターを
全く考えていません。

実際パチュリーは『誤った指図』を握っており、
この1枚で響子は負けたようなものです。



以上、長々と補足のようなものを書いてみました。

また何か書きたいことができたら、なにか書くとおもいます。
これからも「東方でMTG」をよろしくお願いします。



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